蘭州にて第1期(2002年〜2006年)緑化支援活動を開始  
 第1回 2002年  10月 蘭州で植樹(植えた樹種はヒノキ科高木のコノテガシワ) 
       
第2回  2003年   10月  蘭州で植樹後、ウルムチ市視察 
 第3回 2004年  10月  蘭州で植樹後、成都市視察
(2004年度で植樹総本数は72,000本となりました。)
     
中日友好林記念碑
 第4回 2005年   8月  夏季植樹ワーキングツアー
蘭州で植樹後 内モンゴル・フホフト市視察すると共に
素晴らしい満天の星をみてきました。
 第5回 2005年   9月  蘭州で800本のコノテガシワを植樹後、ホータン(和田)市を
視察すると共に、白玉川で玉拾いに熱中してきました。
(2005年度で蘭州での植樹総本数は100,000本と
なりました。)
     
 第6回 2006年   9月  蘭州で植樹後、雲南省シャングリラを訪れ地上の楽園を満喫しました。
  2006年度で第1期緑化支援活動終了  

 植樹総本数は「コノテガシワ」など 132,016本となりました
  甘粛省蘭州市南北両山緑化指揮部と第2期(2007年〜2009年)
緑化支援活動の協定を結ぶ


 
(当初は6年間で100haの緑化を計画していましたが、三井物産環境基金を受ける
  ことができ3年間に変更しました。第2期に植樹するのは郷土種のベニスナ
  工法は従来の散水を要しない三水造林としました。)

                              ー三井物産環境基金ー
 第7回 2007年   9月  蘭州で郷土種のベニスナを植樹、その後イリ アルタイを訪れました。
       
  2007年   9月  三井物産環境基金に基づいて
@中国蘭州市第19中学校で「中日友好植樹活動」と題した講演を
 秋山会員が行いました。
A中国甘粛農業大学で「緑化活動の取り組み」と題した講演を
 徳岡顧問が行いました

       
  2008年   9月  本年5月に起きた四川大地震で甘粛省南部も大被害を受けたため、
ワーキングツアーは自粛しましたが、会員から集めた被災地への
儀損金62万円を甘粛省十字社に届けるため事務局長を代表とする
訪問団が蘭州を訪れました。
     
第8回  2009年  9月  蘭州第2期植樹基地で地元ボランティアの人達と総勢50名で三水造林 により郷土種ベニスナを植樹
また、昨年2008年に四川大地震の被災地に紅十字社を通じて
義捐金を贈呈した、甘粛省隴南市武都区小川鎮新竹小学校を訪問
しました。
     
        小学校の在校生全員で迎えてくれる
  2010年  6月   三井物産環境基金に基づいて、蘭州市南北両山緑化指揮部との共催で
第1期植樹基地内の博覧園において、写真展とシンポジューム
を開催しました。
     
     
 第9回 2010年   9月  蘭州第2期植樹基地で植樹、その後チベットラサへ列車で行き、
空気の薄さと闘いながらポタラ宮殿などを観光しました。
 今年は会員になっていただいた阪急阪神ホテルズの社長にも参加いただき、指揮部の皆様とともに楽しい植樹活動ができました。
     

黄河の森緑化ネットワ−ク(KFG)の活動

<国外活動>

植樹ワ−キングツア−

 現在中国中央部の黄土高原は荒地化が進み、我が国への黄砂の飛来も年々多くなっています
。中国政府も荒地化防止のため、植樹緑化運動に力を入れています。
 私たちも、ただ緑化支援金を贈るという金銭的協力だけでなく、荒地化が進んでいる現地の
実情を見つめ、把握することが重要と考え、植樹ワ−キングツア−を実施しています。
 会員が現地のスタッフと共に汗をかき、自ら植えた苗木が黄土高原のけわしい厳しい自然の
中で成長していく姿を確認する。また作業を通じて、会員同士の触れ合いが深められ、会の活
動の意義や緑化の必要性をいっそう感じとられるツア−になっています
 

   2010年  12月 「内蒙古オトカ前旗における砂漠化土地の植林緑化事業」に対し
日中緑化交流基金(小渕基金)より日中民間緑化協力委員会資金助成金の交付決定をいただきました。 

                    −日中緑化交流基金ー
  2011年   3月 
内モンゴルオトカ前旗人民政府林業局と緑化協定書の調印を行う 

 (協定書の有効期限は2010年12月からの3年間、2011年
  の緑化面積は33.5ha、砂漠地帯に強い楊柴および沙柳を使用し
  各83,250本の計166,500本を等)
 第1回 2011年   6月  内モンゴル自治区オルドス市オトカ前旗の植樹基地で地元の人と1000本の楊柴(ヤンチャイ)を補植し、そのあと地元テレビ局のインタビューも受けました。
その後、延安市、黄河の大瀑布壺口、西安等を観光しました。
       
  2013年  6月  内モンゴル オトカ前旗 フルス村
植樹から3年経過した楊柴 
     
  2014年  3月 

内モンゴル オトカ前旗 ハリサリ村
付近の村民みんなで沙柳の植樹  

     
      内モンゴル オトカ前旗 ハリサリ村
楊柴 植樹苗
ホワイトボードの表示は2014年3月28日
内蒙古郡オトカ前旗ハリサリ村・・・
工作内容 植樹楊柴
     
  2014年   4月 内モンゴル オトカ前旗 ハリサリ村
砂から植栽した苗を守るための沙障設置
       
  2014年  11月

11月中旬 内モンゴルオトカ前旗を訪れて

『黄河の森緑化ネットワーク』事務局長 矢野正行 

 今年はいろいろの事情でオトカ前旗訪問が初冬の11月中旬になり、大変な寒さが予想されたのですが、現地滞在の3日間は大変な好天で全く寒さを感じなかった。いわゆる日本で言う「小春日和」でした。

 現地オトカ林業局担当者の案内で、4年前の平成23年に植樹をしたオトカ前旗城川鎮フルス村の1期植樹基地を訪れたのですが、11月半ばと云うのに植樹した沙漠化土地一面びっくりする程の緑に覆われ、環境の変化が良い方に激変しているのを目の当たりにしました。

担当者の説明によると、今年は夏場の雨が多く近年になく木々の成長が良いとの事でしたが、

植樹した地域は砂嵐もほとんど起こらず、狭い地域の事ではあるが、環境は着実に好転しているとの事でした。

 このような14年前に植樹した場所の成果を検証し、今年の植樹地「ハリサリ」村へ向かいました。時期が初冬であったため、写真ではっきりした緑の確認は出来ませんが、現地では、よく見ると沙柳,楊柴共に活着率も良く生育も良いようでした。やはりこれも今年の夏場雨が多く、年間の65%に当たる約250mmも降ったのが影響したようです。来年以降も多くのの降雨がある事は期待出来ませんので、植樹地の管理を徹底して病虫害の撲滅ならびに火災防止を重点的に推進し植樹地の育苗に度量する事が重要であると痛感しました。また、ヒツジ等の無許可放牧や薪材収集のための人の立ち入りも十分に管理監督する必要がある事は言うまでもありません。

 オトカ前旗周辺の沙漠化土地は自然環境が厳しく放っておくとどんどん荒地となるが、

人が手を入れて植樹し適切な管理をすれば自然の厳しい分だけ環境の回復も早いと云う事を実感した次第です。 

1・ 4年前の植樹場所の状況

 

2・ 今年3月に植付けた苗木の生育状況

 
  2015年  6月
 
 

6月19日から21日のオトカ植樹および生育状況確認
2017年   3月  
    オトカ7年目の植樹、昂素鎮の広大な植樹地では耕運機が活躍する 
  2017年   3月  
      オトカ7年目の植樹手作業での植え付け 

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